名言これくしょん

漫画の名言中心に、グッときた言葉とあれこれ感じたことの備忘録です

本当に高いプライドは人を地道にさせる(『ちはやふる』の名言)

事が忙しい時、ふと「これでいいんだろうか?」と思う瞬間があります。

1年後、3年後、5年後、もっと先――
今やっていることは、ちゃんと未来の自分のためになっているのかな?
などと、真剣に考えてみたり。

年齢を重ねてよかったと思えることのひとつは
「真剣と深刻はベツモノ」だと理解できることです。
若いと、真剣に考える=悩む、になってしまいがちですから。

今これ読んでる若い人、
真剣に考える時に、深刻になんなくていいですからね。
むしろ、深刻になると見えるはずのものが見えなかったり
他人の意見や有益な情報をちゃんとキャッチできなかったり
ぐるぐるループで最適解にたどりつけなかったりしますから
真面目なことを考える時は、らくーーーに、ね。


さて!
本題の名言にまいりましょう。


今日は、世間での認知度がすっかり高くなった漫画、
作:末次由紀 「ちはやふる」の12巻より。

※注 少しだけネタバレがあります

ちはやふる」は、ざっくりいうと競技かるたに青春をかける高校生のお話。
競技かるたと聞くと地味な印象ですが、そのイメージをガラリと変えた作品です。
本当に一生懸命な彼らを見ていると、ホロリときます。

12巻では、主人公ちはやちゃんは高校2年生になり
後輩の部員を引き連れて全国高校小倉百人一首かるた選手権大会に挑みます。
その東京都予選大会。
団体戦決勝で当たったのは、強豪・北央学園。
一年生の時にも接戦を繰り広げた因縁の相手です。

昨年、この北央学園の部長をしていたのが、須藤くん。
次の名人とも目されている実力の持ち主で、
ドSでプライドの高い超オレ様。
「名人をぶっ倒すのは俺」と言って、はばからないような人です。

この須藤くんが、今年の大会では、かるたの「読手」として現れました。
それも、感心するほど上手い読手として。
なぜ、須藤くんが読手をしているかというと、競技かるたの名人を目指すために
読手を研究しようと、努力して読手の資格を取ったからです。

それを知っている北央学園のかるた部顧問が、その過程を回想するシーンで
タイトルの名言を独白するのです。

本当に高いプライドは
人を地道にさせる。
目線を上げたまま。


プライドの高い人は、発言がインパクトあったり目立つことが多いので
地味な努力を嫌うイメージがありますが、
本当に高いプライドを持って上を目指す人は、コツコツと積み上げることを惜しみません。
自分の目標を達成させる手段なら、地味な作業も厭わないんです。

もっと遠くの高みを見つめているから。
そのためなら、何だってする。
そういうプライドなんです。

「この俺が、そんな地味なことできるわけねーだろ」なんてこというのは
ちっちゃいニセモノのプライドです。

誰かに見せるためではない、世間に評価されるためでもない。
ただ、自分がたどりつきたい場所に行くためにする地道な努力。
そういうことができるプライドが、ホンモノです。

 


本当のプライドを、高く高く持っていたい。
遠くの高いところ。
私にとってのそれは、どこなんだろう。

自分自身の上昇志向や成功願望はあまりない方なのですが
気を引き締めて「遠くの高いところ」を見つめなおそう――

須藤くんがかるたを読む場面を思い出すたび、背筋がピッと伸びるのです。

 

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